スーパー健康食品フコイダンに期待される効果

海藻は昔から健康に良いと言われ、様々な薬効が認められて来ました。

この薬効の主役となる成分がフコイダンで、コンブやワカメ、モズクなど海藻類に含まれるヌメリ成分で水溶性食物繊維の一種です。ここではフコイダンの持つ抗癌作用やアレルギー緩和作用、腸内環境改善作用など様々な効能と効果的な摂り方について説明します。

フコイダンって何?

フコイダンは海藻類に含まれている水溶性食物繊維の1つで、コンブやモズクなどのヌメリの元となっている成分です。今から100年以上前に、スウェーデンに科学者によりコンブの成分の一つとして発見されました。初めはフコイジンと呼ばれていましたが、後にフコイダンと呼ばれるようになりました。

化学構造的には、フコースを主体とする多糖類で、フコース以外にガラクトースやマンノースなどの糖類も結合してフコイダン全体を構成しています。現在は、フコースを主とする多糖類を総称して、フコイダンと呼んでいます。

昔から薬効が注目されてきたフコイダン

フコイダンを含む海藻は、昔からその薬理効果が注目されていて、中国最古の薬物書にはホンダワラ科の藻類が腫瘍を治すと記されています。日本では平安時代の書物に海藻類の薬効について書かれた記述があります。その内容は「モズクはこぶや腫物を散らす。

アラメは婦人病を治す。コンブは小便の出を良くし水腫を治す。海藻を黒焼きにすると、梅干しと同じ効果があり、口、舌、歯茎の病を治す。」というもので、様々な病気への薬理効果を認めています。他の国々でも海藻類の効能を示す記述が多数見つかっています。

フコイダンの抗癌作用

フコイダンには様々な効能が確認されており、その一つに抗癌作用があります。これはフコイダンの持つアポトーシス効果、血管新生抑制効果や免疫力向上効果などにより癌細胞の増殖を抑えるものです。まずアポトーシス効果について説明します。

アポトーシスとは正常な細胞が寿命を迎えて自然死することです。これに対して癌細胞は正常細胞とは異なり寿命を持たず増殖を続けるいうという特徴を持っています。フコイダンは、癌細胞に働きかけ自然死を促す作用があることが分かって来ました。

この作用により癌抑制効果が期待できます。次に血管新生抑制作用です。癌細胞は、自らが増殖する為の栄養を確保しようとして新しい血管を伸ばしていく血管新生作用を持っています。この血管新生を抑え込めば、癌細胞への栄養が行き届かなくなり、増殖を抑えることが出来ます。

フコイダンには、この血管新生を抑制する働きがあることが確認されています。最後に免疫力向上作用です。免疫力は人間が本来持っている機能で、ウイルスなどの外敵が体内に入ってくると、それを攻撃して排除し体を守る働きの事です。

この免疫力が弱ると、癌細胞の増殖を許してしまいます。癌の予防や治療には免疫力の高さが重要になってきます。フコイダンには、免疫細胞を活性化し、癌細胞の増殖を抑える働きが認めらています。そのメカニズムはまだ明らかにされていませんが、フコイダンに含まれる多糖類が、細菌類と似ている為に、免疫細胞が病原菌と勘違いして活性化すると推測されています。

フコイダンの抗糖尿病作用

糖質を摂取すると一時的に血糖値が上がり、血管や細胞に炎症を起こし様々な疾患の原因になります。体はそれを防ぐために膵臓からインスリンを分泌し、血糖を中性脂肪に変えて皮下脂肪に取り込み血糖値を下げます。しかし膵臓が疲弊し、インスリンの分泌が少なくなったり、インスリン抵抗性によりインスリンの効きが悪くなることで高血糖が続く状態が起こります。

これが糖尿病です。フコイダンは糖尿病モデルマウスでの実験で血糖値の上昇を抑える働きが確認されました。また血糖を筋肉細胞中に取り込む作用も促進する働きも明らかにされており、抗糖尿病作用が期待できます。

フコイダンの花粉症、アトピーなどのアレルギー緩和作用

花粉症は本来無害の花粉を有害な物質と体が判断し免疫細胞が反応して、体外に排除しようとくしゃみや涙、鼻水がでる反応です。免疫力が低下すると免疫細胞の反応が鈍化し、花粉を有害な物質と判断してしまうので、免疫力を向上させるフコイダンに緩和作用があるとされています。

アトピー性皮膚炎や蕁麻疹などのアレルギー反応も花粉症と同様に免疫機能が異常になって起こっているので、フコイダンによる免疫力向上作用が効果を上げると考えられています。

腸内環境改善作用

腸内には約100種類及び約100兆個の細菌が生息しています。細菌は吸収されなかった食物を分解し、その分解物を栄養源として様々な物質を生成し、腸管免疫を適切にコントロールしています。飲酒や食生活の乱れ、ストレスなどの原因により、その腸内細菌のバランスが崩れ、環境が悪化すると体質が変わり疾病のリスクが高まってきます。

フコイダンには、水溶性食物繊維として便秘などの症状を改善し、腸内環境を整える作用があることが臨床試験で確認されています。この腸内環境改善により生活習慣病予防など様々な健康効果も期待できます。

フコイダンの育毛作用

フコイダンには、育毛に重要な毛乳頭の細胞を活性化させる働きがあることが分かって来ました。薄毛は、血行不良やホルモンバランスの崩れなどで発毛に関わる細胞の成長パターンのバランスが崩れることによって起こります。

フコイダンの持つアポトーシス効果が、新陳代謝を促し、細胞の正常な成長パターンを整えることで、発毛を促すと考えられています。

フコイダンのダイエット作用

フコイダンは腸内で食物中の脂肪吸収を抑え体外に便として排出する働きがあります。これにより血液中の中性脂肪の増加を抑える効果にもつながりダイエットに役立ちます。また前述した水溶性食物繊維の働きによる便秘解消もダイエットに効果があります。

海藻は低カロリーな上、料理に取り入れることでかさも増して満腹感も得られるので、全体的に摂取カロリーを抑えられます。フコイダンには、他に肝機能改善作用、抗酸化作用や肌の保湿作用など多くの作用があるとされています。

フコイダンを含む食品と摂り方

フコイダンを含む食品はコンブやワカメ、モズクなどの海藻類です。ワカメなどはスープやサラダなどの様々な料理に使えます。乾燥ワカメは保存も効き、使い勝手も良い食品です。

また茎ワカメやメカブ、モズクなどは少量パックになったものが市販されているので買い置きして何時でも食べることが出来ます。摂取するタイミングは食前や食中が適しています。これは先に腸内に入れた方が効果があるからです。

回数としては朝昼晩と就寝前の一日4回が良いとされていますが、朝と晩の2回でも効果があります。食事の最初に海藻類を入れた料理を食べる習慣をつけましょう。またフコイダンのサプリメントも市販されているので手軽に摂取することが可能です。

「フコイダンサプリを選ぶ際の重要ポイントとは?」